オイダスの基本的な服用方法
1回120mgを水とともに経口摂取
服用ルール
- オイダスの服用は、1日に120mgを3回まで
- 必ず脂肪の多い食事と一緒に服用
- 服用のタイミングは、食事中または食後1時間以内
多めの量を服用したら効果はアップする?
オイダスは、規定以上の摂取による減量効果は認められていません。
"オイダスをたくさん服用したら、たくさんの脂肪の排出してくれる"ということはなく、逆に副作用が強く出て健康悪化につながる恐れがあります。
いつまで服用できる?
長期にわたって服用を継続する場合は医師への相談が必要です。安全性を考慮した服用期間は、長期でも半年〜1年程度とされています。 長期間の服用による減量効果の増強は確認されていません。4年以上服用を続けた場合の研究はされておらず、脂肪便や下痢などの副作用リスクを併せて考えると、いたずらに服用期間を長引かせることはおすすめできません。
食事のたびにオイダスを服用する必要はある?
オイダスは1日に120mgを3回までと決められています。それ以上の服用はNG行為です。
また脂肪分の少ない食事の場合、オイダスの効果は期待できませんので、服用する必要はありません。脂肪分の多い食事のときだけ服用しましょう。
オイダスを服用する時はお酒は控えたほうがいい?
お酒と一緒にオイダスを服用しても、効果作用に変化はないため、お酒を飲んでいてもオイダスを服用して問題ありません。
オイダスをより効果的に服用する方法
オイダスによる“食事制限不要のダイエット”は可能ですが、より確実にダイエットの効果を実感したい場合は、食事療法を取り入れたダイエット方法をおすすめします。
1日のカロリーは?脂肪からカロリー摂取できている?まずは食事内容の見直しから
現在1日の摂取カロリーはどれくらいありますか?
1日中座っていることがほとんどといった活動量が少ない人の場合だと、1日あたりの理想的なカロリー摂取量として、以下の値が目安となります。
男性:2200±200kcal程度
女性:1400~2000kcal。
(農林水産省実践食育ナビから抜粋)もしこれよりも多ければ、食事の見直しが必要です。
摂取カロリーを制限する
【摂取カロリー制限例】- 通常の食事のカロリー摂取量を20%減らす
- 摂取カロリーのうち30%を脂質から摂取するようにする
いくら食事制限が不要といっても、食べすぎていては台無しです。
まずは普段の食事のカロリーを20%減らし、食事メニューも三分の一が脂肪分の多いおかずになっているか見直しましょう。
オイダスは食事に含まれる脂肪の約30%を排出するので、摂取カロリーの何%が脂肪から摂られているか見直すだけでも、効果が変わります。
脂質30%の食事例(唐揚げ定食の場合)- ご飯200g:330kcal
- 唐揚げ2個:約200kcal
- キャベツの千切り100g:24kcal
- 味噌汁:31kcal
合計585kcal。オイダスを服用すればこのうち、唐揚げに含まれる脂肪分の30%が排出され、摂取カロリーを減らせます。
オイダスを服用するときはビタミンの追加摂取が必須
オイダスは脂溶性ビタミンの吸収を妨げてしまいます。 そのためカロテンを含むマルチビタミン剤の服用が強く推奨されています。
脂溶性ビタミンとは
水に溶けにくく、油に溶けやすいビタミンのことで、ビタミンD、A、K、Eが該当します。
ビタミンD
魚に多く含まれるビタミンで、不足すると骨が脆くなり、骨折しやすくなります
ビタミンA
レバーやバター、鶏卵、うなぎなどに多く含まれるビタミンで、不足すると暗がりが見えづらくなる暗順応障害や、角膜の角質化や皮膚や粘膜の角質化がおこります
ビタミンK
ブロッコリーや小松菜、ほうれん草などに多く含まれるビタミンで、鼻血や消化器官からの出血、月経過多など血管系の症状が起こりやすくなるほか、骨折しやすくなります
ビタミンE
マルチビタミン剤の服用方法
1日1回、オイダスの服用前後2時間以内に摂取
またβ-カロテンサプリメントの吸収が30%低下するという報告もありますので、オイダスを服用している間は、必ずβ-カロテンを含むマルチビタミンを服用しましょう。
オイダスを服用してはいけない人
- 食物の吸収に問題のある慢性吸収不良方
- 胆のうに問題のある方
- 妊娠中、授乳中の方
- オイダスの主成分であるオーリスタットの非活性成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある方
服用前に医師への確認が必要な方
- 薬品や食品、染料などにアレルギーがある
- 他の減量薬を服用している
- シクロスポリンを服用中である(2時間以上間隔をあけてなら服用可能だが、量が多い場合は医師に要相談)
- レボチロキシンを服用中の場合、4時間間隔を空ける必要あり
- 甲状腺の薬を服用中である
- オイダス服用中に処方箋薬も含め、他の薬を服用するとき
- ハーブ製品を含む栄養補助食品を摂取している
- 妊娠中、または妊娠を計画中である
- 拒食症や過食症の方
薬に含まれる添加物にも要注意
アレルギーについては、薬の基剤に含まれる添加物もチェックが必要です。
下記はオイダスに含まれる添加物一覧です。添加物はゼニカルとは異なりますので、アレルギーの心配がある人は注意が必要です。
- ・微結晶セルロース
- ・デンプングリコール酸ナトリウム
- ・ラウリル硫酸ナトリウム
- ・ポリビニルピロリドン
- ・タルク
- ・ゼラチン